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沖縄県|【更新日】2024年4月11日
絶景のサンセットが望める日本屈指のリゾート地・恩納村。海岸全域が沖縄海岸国定公園に属しており、豊かな珊瑚礁が広がる青い海が最大の魅力です。
2018年には「~世界一サンゴにやさしい村~」を目指して「サンゴの村」を宣言し、様々な環境保全活動に取り組んでいます。
そんな恩納村を巡る今回の旅。まずは地域に根差した観光を目指す恩納村観光協会の長濱茜さんを訪ね、お話を伺いました。
恩納村の特産物は海ぶどうやアテモヤなど多々ありますが、この時期のイチオシは春の味覚として親しまれている「アーサ」だそう。
恩納村は県のアーサ拠点産地にも認定されており、収穫の最盛期を迎える春の干潮時には緑色に輝く海上のアーサ畑を見ることができます。
「今が旬のアーサをぜひ味わって!」と長濱さんがアーサ料理のおいしいお店を教えてくれました。
今が旬のアーサを味わうべく長濱さんおすすめの店へ向かうその前に、おんなサンセット海道をドライブ。
「おんなサンセット海道」とは、村内の南北27キロに渡る海沿いの県道6号線と国道58号線の愛称で、海と並走するこの道は最高のドライビングコースです。
その名の通り夕暮れ時にはオレンジに輝く太陽が海へと沈む、ロマンティックな景色を堪能できます。
今でも天然のサイクルを利用し、昔ながらの方法で行っているアーサの養殖。まず、旧暦8月の十五夜頃から海中に放出される自然の種を養殖網に付けます。
種付け後3週間頃から芽出しが確認されるので、生長や網の汚れ具合を確認しながら、定期的に網を陸揚げして網洗いを行います。この工程は中間育成と呼ばれ、養殖の生産を左右する大事な時期です。
12月中旬頃からは束ねて管理していた網をばらし、本養殖が開始。本養殖期間中も晴天が続くと色褪せが起こるので、網を裏返したり、潮の満ち引きや水温など、日々自然と向き合いながら愛情を込めて網を管理し、半年かけてアーサを育てます。
50年以上も前からアーサの養殖を行ってきた恩納村。手間暇かけて育てる養殖方法は、他地域から養殖技術を学びに来た方々が驚かれるほどの繊細さ!
昔ながらの養殖方法は大変な作業ですが、しっかり今へと継承されています。そのこだわりがあるからこそ今でも良質でおいしいアーサがいただけるのです。
長濱さんの紹介で訪れたのは恩納村前兼久にある、居酒屋「恩納つばき」。
落ち着きのある店内で、鮮度抜群の地魚と島野菜料理が味わえるこの店は、地元の方にも観光客の方にも人気の銘店です。この日も多くのお客さんでにぎわっていました。
この日いただいたアーサ料理は、アーサそば、鮭とアーサのお茶漬け、アーサ汁。トッピングにアーサを使用したそばは、かつお出汁が効いたスープとアーサの香りが絶妙にマッチ。
鮭のピンクとアーサの緑が目にも鮮やかなお茶漬けも、ひと口食べると新鮮な磯の香りが広がります。
沖縄では定番のアーサ汁はあっさりとした上品な味わいで、いずれも〆の一品としてもおすすめです。
今春、カルビーから沖縄土産「堅あげポテトでーじまーさんアーサそば味」が新発売!
「でーじまーさんアーサそば味」は沖縄の方言で「とってもおいしいアーサそば味」という意味。
恩納村産のアーサをふんだんに使った新フレーバーは、新しい沖縄土産としても注目です。
「堅あげポテトでーじまーさんアーサそば味」は恩納村産の青くきれいな海で作られたおいしいアーサを使用。
かつお出汁と豚肉の旨味が特徴の沖縄そばに、たっぷりのアーサをトッピングしたアーサそばの味を再現しています。
口いっぱいに広がるアーサの風味と、かつおの旨味が後を引くおいしさです!
地元教育の一環で地域の特産物を用いた商品開発を行っている、恩納村立うんな中学校。今回は3年C組の生徒36名がカルビーとの共同開発に取り組んだそう。
「中学生が地元への想いをこめて作った商品です。おいしさだけでなく、恩納村への愛も感じて食べていただけると嬉しいです(カルビー担当:三木春香さん)」
インタビューに応えてくれたのは3年生の儀間ゆりあさんと山城功補さん。
「いつも食べているカルビーさんとコラボできてワクワクしました。味やパッケージデザインを考え、どうしたら売れるかアイディアを出し合いました」と儀間さん。
「他商品とかぶっていないかチェックしたり、みんなで協力してひとつにまとめる作業も楽しかったです」と山城さん。
観光協会やアーサ生産者、生徒のみなさんへのインタビューを通して「自然豊かで海がきれいな恩納村が大好き!みんなで恩納村を盛り上げていきたい!」という熱い想いが伝わってきました。
そんな素敵な恩納村から生まれた、生徒たちが心を込めて作ったお菓子をぜひ食べてみてください。
噛むほどにうまい「堅あげポテト」には、沖縄シークヮーサー味もあります。
県産シークヮーサーの爽やかな香りと酸味、石垣の塩のうま味を、カリッとした堅あげポテトの食感でじっくり味わえます。
ほどよい酸味がクセになる「堅あげポテト 沖縄シークヮーサー味」も、合わせてご賞味あれ。
開学から10年を迎えた世界最先端の研究機関OIST。
要塞のような建築デザインと近未来的な雰囲気が印象的で、一歩足を踏み入れた途端、異国に迷い込んだのような感覚を味わえる穴場スポットです。
カフェ・レストラン・コンビニはOIST関係者以外も利用OK。ランチ時は混み合うので、午後のティータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
万座毛の魅力を再発掘&紹介する施設として2020年にオープンした、万座毛周辺活性化施設。
1階には土産品店や休憩スペース、2階は海ぶどう丼やサーターアンダギーなど地元ならではの味が楽しめるグルメエリアがあります。
また3階の展望エリアからは、眼下に海を臨む絶景パノラマを一望できますよ!
隣接する文化情報センターと博物館。海を眺めながら読書ができる文化情報センターの図書館には観光コーナーもあり、観光客も本を借りることが可能。
コンパクトながらも見応え抜群な博物館は、恩納村の歴史や暮らしなど様々な展示があり、気軽に歴史探訪を体験できます。
「おんなの駅」のすぐ隣にあるので、買い物ついでにぜひ寄ってみてください。
海道沿いのホテルや観光施設等の随所にビューポイントがある、おんなサンセット海道。
夕暮れ時には、空と海がオレンジに染まる幻想的な風景に出会えます。そして見たものが幸せになると言われているグリーンフラッシュ。
限られた気象条件下でしか見られない、太陽光が瞬間的に緑色に見える現象ですが、恩納村でならその奇跡の瞬間が見られるかもしれません。
豊かな自然の中で地のモノを味わい、歴史文化を体感し時を忘れてゆったりくつろぐ、自然と文化とうとぅいむち(おもてなし)の村・恩納村。
食や体験を通してその魅力を再発見する旅へ、あなたも出かけてみませんか。
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