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沖縄を旅していると、数々の美しい海を前に「この景色、そのまま家に持って帰れたらいいのに!」…なんて思ったことはありませんか?
そんな願いを叶えてくれるのが、陶芸家・左陶慎児さんが営む窯元「うるま陶器」。東海岸の海を表現した唯一無二の“青い器”に会いに、沖縄本島中部・うるま市にある工房を訪ねてきました!
「うるま陶器」があるのは、うるま市にある人気ドライブコース・「海中道路(かいちゅうどうろ)」すぐ近くの場所。
車から降りると、さっそく店舗前に陳列された小物類が目に入り、まるで異国のマーケットのよう!入る前から胸が躍ります♪
一番最初に出合ったのが、インパクト大のシーサー!
幸運を呼び込むため大きく口を開けた雄、幸運を逃がさないようにしっかり口を閉じているしっかり者の表情をした雌、どちらもいいお顔〜♪
オンライン販売を行っていない「うるま陶器」のアイテムを購入できるのは、年中無休で開いているこちらの実店舗のみ。
実際に目で見て、手で触れることで、数ある器たちの中から、最も心惹かれる一品を探し出す醍醐味を味わうことができますよ。
こちらの工房の名を広く知らしめたのが、目にも鮮やかな青が特徴の「うるまブルー」の器。
白い砂浜からだんだんと波打ち際の淡い青へ。
さらに沖に向かうにつれて深く濃い青、リーフ(珊瑚礁)の景色へと移り変わっていく、東海岸特有の海のグラデーションが描き出されています。
寒色ながらもどこか温かみのある魅惑のブルーは、独自に調合した釉薬(ゆうやく)により生み出されたもの。
10年ほどかかって、ようやく今の色にたどり着いたといいます。
ころんと可愛らしい豆皿は、つい何枚も集めたくなりますね。
一枚持ってみると、手のひらの中に海が広がっているみたいに見えて、思わずにっこりしてしまいます♪
使い手にとって嬉しいのが、「うるま陶器」のアイテムは、「何気ない普段の食卓でたくさん使ってほしい」との想いから、“実用の美”を意識して作られていること。
電子レンジ、食洗機、食器用漂白剤も使用できる優れモノなんですよ♪
夕陽に染まる赤い砂浜をイメージした「サンセット」も、おひとついかがでしょう?
明るく華やかな「うるまブルー」とはガラリと印象が変わって、ぬくもりのある色合いがまた美しいですね。
「アロマ・ストーン」は、沖縄本島の形があしらわれたものや、コロンとまぁるい形がキュート♡
デスクワーク時などにも、ほんのりと広がる香りに癒されそうです。
希望があれば、工房内を見せてもらうことも可能です。
店舗を併設した工房は、「図工が大好きな子どもでした」という左陶さんが2015年にオープン。
高校卒業後は会社員として勤務していましたが、30歳を過ぎた頃、「ふと『毎日図工の時間だったらいいのに』と考えていた幼少時代の気持ちを思い出して。
ならば、『そういう人生にしよう!』とシフトチェンジしました」と、陶芸家の道を歩み出したきっかけを話してくれました。
また、左陶さんの出身地・栃木県は、益子焼(ましこやき)の産地として知られていますが、寒さが厳しい冬の時期は作陶することが難しいそう。
「僕はスタートが出遅れているから、人の倍修行しないと追いつけない。一方、沖縄は年中作陶できて、益子焼きのルーツとなる壺屋焼(つぼややき)がある陶芸の本場でもあります。そうなれば、もう沖縄一択だなと」と、沖縄へ移り住むことになった当時を振り返ります。
また、「うるま陶器」では、海岸で拾ったガラス片やリサイクル土など、サステナブルな原料を積極的に使用している点も特徴的です。
こうした再生素材には不純物が入っていたりと、実は活用するのにとても手間がかかるそうですが、
「大切な資源をできる限り無駄なく使用する。今はそういう時代だと思うんです」と、左陶さんは真っ直ぐな眼差しを向けます。
コップの底やティースプーンのつぼ部分には、溶け出した再生ガラスがキラリ。
さらに、カップ&ソーサーを真上から見ると、左陶さんの「沖縄に到着する時、飛行機の窓から見える景色をイメージしています」という言葉のとおり!
帰宅後も、旅のわくわく感が蘇りますね♪
ショッピングの後は、「うるま陶器」のインスピレーションの源となっている「果報(かふう)バンタ」や「海中道路」へ足をのばしてみて。
お気に入りの器と見比べながら絶景を巡るのも面白いですよ。
沖縄の海をテーマにしたデザインと目の覚めるような「うるまブルー」で、多くの人々を魅了している「うるま陶器」。
中には、「家族分を一式そろえたい!」と、ごっそり購入していくファンもいるとか。
店頭では、全国一律料金で発送の受付も行なっているのでまとめ買いにも安心です。
「うるま陶器」のお皿にポーク(ランチョンミート)などで作った沖縄料理をのせて味わえば、沖縄旅行の思い出話も一層盛り上がるはずですよ♪
余談ですが、今回の取材中、にゃんこスタッフ・たぬきちゃんも愛嬌を振り撒いてくれました♡
タイミングが合えば、挨拶してみてくださいね♪
【住所】沖縄県うるま市与那城屋慶名(よなしろやけな)405
【問い合わせ(メール)】urumatouki.co@gmail.com
※作陶に集中してより多くの商品をお届けするため、電話番号は非公開とさせていただいております。
【営業時間】10時~16時
【定休日】年中無休(台風などの荒天時を除く)
【駐車場】4台
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
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